頭シラミの駆除方法
頭シラミは発見したときは、とてもビックリしてしまうものですが、極力早く正しく対処すれば駆除はそれほど難しくありません。
このページでは、頭シラミ(アタマジラミ)の駆除に有効な方法を紹介しますので1日でも早く対策してくださいね。
男子限定!?「丸坊主」
頭シラミ(アタマジラミ)の駆除で最も簡単なのは剃毛(つまり丸坊主)です。
頭シラミは、頭髪から離れると1~3日くらいで死んでしまうので、頭シラミの寄生部位をなくすこの方法は、一番安価で確実な方法です。
しかし女の子の場合は現実的には難しい場合が多く、現状で最も確実な方法は、以下に書く「スミスリンパウダー」か「スミスリンLシャンプータイプ」を用いる方法です。
スミスリンLシャンプーで駆除
現在日本国内で、唯一販売されている頭シラミ対策用の薬剤が「スミスリンLシャンプー」です。
スミスリンLシャンプーの基本的な使い方は以下の通りです。
- シラミが寄生している頭髪を水又はぬるま湯であらかじめ濡らす
- 10-20ml程度を、毛の生え際に十分いきわたるようにシャンプーする
- シャンプーして5分間放置した後、水又はぬるま湯で十分洗い流す
- この操作を1日1回、3日に一度ずつ(2日おきに)3-4回繰り返す。
大事なポイントは以下の3つです。
シャンプーした後5分くらい待つ
シャンプーしてすぐに洗い流してしまうと薬剤が十分に浸透しないので、シャンプーして5分くらいジッと待つことが重要です。
1日1回、3日に一度ずつ(2日おきに)3-4回繰り返す
頭シラミの卵は硬い殻に覆われており、卵の状態のシラミを完全に殺すことはできません。そこで、卵が成虫にかえるのを待って何度かシャンプーすることで頭シラミの全滅を狙っています。
頭シラミの卵は約7日でふ化します。そこで2日おきに4回の使用で9日に渡って駆除することでシラミを全滅させることができるのです。
まれに「もうかゆくないから」といった理由で途中で外用をやめてしまう人もいますが、そうした素人判断をするのは大変危険です。
治療は家族全員で
治療にあたっては、お子さんだけでなく家族全員を調べてみる必要があります。
家族内で誰かが感染した場合、すでに他の家族に感染している可能性があるからです。
特に家庭内では、治療が終わったところに他の家族から繰り返し感染する(ピンポン感染)が多いので、同時に治療することが必要です。
頭シラミ用櫛「ハイコーム」で卵を除去
頭シラミの卵はセメント状になって髪の毛に固着しているので、洗髪しただけでは洗い流すことができません。
そこで登場するのが、シラミの卵を除去する専用の櫛「ハイコーム」です。
この方法はかなり古くから用いられている確実な除去法の一つなので、上記の「スミスリンLシャンプー」と併用することでより一層の効果を上げることができます。
スミスリンパウダーで徹底駆除
頭髪から離れて枕カバーやシーツについたシラミは1~3日で死んでしまいますが、再寄生を防ぐため寝具類、下着類、畳、 床等に「スミスリンパウダー」を散布することがより効果的です。
スミスリンパウダーを散布しなくとも、できるだけ日光消毒したり洗浄や熱処理(熱湯、アイロン、ドライクリーニング)をしたり、 あるいは3日間ほどビニール袋に入れて放置したりしてもして死滅します。
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